短距離走

シンスプリントにならない走り方はあるのか考察してみた

シンスプリントとは?


 スネの内側の筋肉が硬くなり、痛みを発する状態の事で、いわゆる初心者病とも言われるものですが、結構歴の長い人でもなったりする厄介なヤツですね。


 シンスプリントになりやすい人の特徴は「たくさん走る人」「硬い地面を走る人」のようです。強い衝撃を何度も脚が受け止めてたらそうなるイメージはわきますね。


 しかしたくさん走ってもアスファルトを走ってもシンスプリントにならない人も一定数いるんですよね…うらやましい…


 私も現時点でシンスプリントに悩まされているのでならない側の人間になりたい…


 そういうわけで今日はシンスプリントにならない走り方はないのかを考えてみたいと思います。

シンスプリントの治療法の誤解


シンスプリントの治し方でよく言われるのが「安静」「マッサージ」「ストレッチ」「インソール」などです。この4つも大事になってくるのですがこれらは根本的な治療にはなっておりません。
まず、安静ですが傷ついた部位は時間が治してくれるかもしれませんが根本的なフォームに改善がなければまた再発してしまいます。
次にマッサージやストレッチですが、傷ついた部分を伸ばしたりしてしまうと治りが遅くなってしまったりします。また、安静と同じく根本的なフォームが改善してないと再発の恐れがあります。
そしてインソールですが、自分にあうものを見つけるのが大変です。私もシンスプリントの原因である扁平足を治すためのインソールを買いましたが、最初に買ったインソールが合わなくて余計ひどくなりました。いろいろなメーカーのインソールを試してみて、やっと合うやつを見つける事ができました。ちなみに私の場合はソルボというメーカーがしっくり来ました。しかしお金も時間も結構使ってしまったので時間とお金がある人はいいかもしれませんが、時間のない社会人やお金のない学生には厳しいかもしれません。

シンスプリントになる原因は2つの局面で起きやすい


シンスプリントは2つのパターンにわかれるようです。
1つ目がキック局面です。いわゆる後方型と言われていて痛みの出る部分がふくらはぎの内側といわれてます。地面に対して強く蹴りすぎていたり、キックのタイミングがズレていたりすると起きるようです。


2つ目が接地局面です。いわゆる前方型と言われていて痛みの出る部分がすねの内側といわれてます。接地にブレーキがかかってたり力みがある場合に起きるようです。
私の場合は接地局面で痛みが出るので前方型のようです。接地の負荷を減らさなければいけないなと感じています。

シンスプリントにならないフォームとは?


 キック局面と接地局面が原因でシンスプリントになる事はわかりました。それでは何を気をつければシンスプリントを防げるのでしょうか?
 私の中では「スネが横に倒れないようにして走る」事が大事ではないかと思っています。
 どういう事か?というとスネが倒れて接地するとスネの内側の筋肉が伸ばされた状態で着地し、スネの内側に衝撃が加わります。
 またオーバープロネーションとなりアーチが潰れた状態になり脚に負荷のかかりやすい状態になってしまいます。
 みなさんは普段はビデオなどで横からフォームチェックはしてると思いますが、これからは前後からのフォームもチェックしてみましょう。オーバープロネーションになってないか?スネが横に倒れていないかを確認してみてください。
 また、一軸走法を意識している人だとスネが倒れる走りになりやすいので注意が必要です。二軸走法のような股関節の真下に接地の意識を持つことでシンスプリントを防止できるかもしれません。

このほかにできる事は?


 フォーム改善のほかにできる事といえば筋膜リリースが挙げられます。みなさんは痛みのある場所に痛みの原因はあると思っていませんか?
 実は別の場所が原因で痛みを引き起こしている事があるんです。
 筋膜は全身の筋肉を覆っている膜で、どこかで癒着が起こると筋肉の動きが制限される事があるそうです。私の場合は膝〜太腿〜おしりが筋膜が硬いのでそこをほぐすとシンスプリントの痛みが和らぎました。
 筋膜の癒着は人それぞれなのでみなさんも硬いところはほぐしてみてください。


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