こんにちは、けんしんです。
やはり脚を速くしていく、記録を出していくために必要なのは練習における体力や筋力、技術力の向上は必要不可欠なのですが、効率よく短時間で伸ばしていくには「アイデア力」は必要になってくる訳です。
今回はハーバード大学が発表したアイデアの作り方についてお話します。
アイデア力には2種類ある
アイデア力には2種類の思考が存在します。それは「拡散的思考」と「収束的思考」です。
拡散的思考
拡散的思考は新しい事を創造していく思考です。つまりは「この動きができると速くなるんじゃないか?」「コレが出来ると記録が伸びるかもしれない」などを思いつく思考です。
やり方としては …
①細かい質問を投げかける
・速く走る方法は?
・スタート区間で早く上体が起きないようにするには?
・後半の減速を抑えるには?
などを考え、さらにその答えに対して「なんで?」「どうやって?」「どうして?」とどんどん投げかけていきます。
②過去の細かい記憶を思い出す
・昔のこういう練習で伸びたけどどうなんだろう?
・昔はこの動きはできなかったけど今ならできるかも?
・昔のこの動きはマイナスに働いたけど今ならプラスになるかも?
などを考え、さらに疑問を投げかけて考えを広げていきます。
収束的思考
次に収束的思考は物事の共通点を見出す思考で考えを整理して深くしていく思考です。つまりは拡散的思考でたくさんアイデアが出たけど大事なのはこの動きだよねとか抽象化していきます。
やり方としては …
①ざっくり俯瞰して物事をみる
②一歩引いた状態から自分に質問する
など、メタ認知を起動させる事が必要になります。
うまく使い分ける
この拡散的思考と収束的思考をうまく組み合わせて使い分ける事が大事です。どちらかだけだとうまく行きにくくて、拡散的思考だけだと考えがまとまらずにパンクするし、収束的思考だけだとネタが少ないのであまり深く考えられなくなります。
オススメの方法は拡散的思考の後に収束的思考を行う事です。そうすると拡散的思考でアイデアがたくさん浮かび、収束的思考でアイデアをまとめて深くする事ができます。
ちなみに拡散的思考はにぎやかな所、収束的思考は静かな所だと考えやすいようです。
練習中にできるのか?
しかし練習中ににぎやかな場所、静かな場所を切り替えるのはなかなか難しいと思います。仕事中にならトイレに行ったりカフェに行ったりできると思うんですが…
ですので私の場合はBluetoothワイヤレスイヤホンを利用して練習中は思考の切り替えをしています。
拡散的思考を行いたい時はオンにして、収束的思考を行いたい時はオフにして耳につけています。
イヤホンをしてるので周りからは音楽をずっと聞いていると思われるので話しかけられないし、集中して考えられるのでいい感じです。
今はノイズキャンセリングなしのイヤホンを使っていますが、使い倒したら奮発してノイズキャンセリング付きのイヤホンにしようと思っています。控えめに言っても無音でもイヤホンは装着は個人的にもオススメです。
ぜひとも拡散的思考、収束的思考は試してみてください!