こんにちは、ケンサリストTBTです!


 あなたはすごく練習してるのに脚が速くならなかったり、ケガが多かったり、大事な場面で負けてしまったりと陸上競技でツラい経験をした事はありませんか?

 私も高校時代はケガを繰り返し、中学時代の自己ベストから伸びず、インターハイにも出場できず、かなりツライ思いをしてきました。

 しかし大学生になり、陸上競技の勉強をしていくうちにある練習を取り入れた事で自己ベストを大幅に更新し、西日本インカレに出場でき、九州の大学の大会でも2連覇&2冠する事ができました。


 その練習方法とは、「遅く走る」です。


 この速く走らない練習を取り入れる事で疲れにくく、ケガしにくく、効率の良い速いフォームに近づく事ができます。


 結果が出なかったり、ライバルに勝てなかったり、ケガが多くて悩んだりしている方はぜひ取り入れてみてください。

速く走らない練習の3つのポイントとは?

目の前に壁がある、もしくは強い向かい風を受けているイメージを持つ


 あなたは遅く走る事ってジョギングくらいのペースだと思っていませんか?実は違っていてもっと遅いペースで走る事になります。

 イメージとしては目の前に壁があって進めない、もしくは強い向かい風を受けているようなイメージを持ちます。

 スピードの感覚としては散歩しているご老人にも抜かれていまうくらいのスピードです。かなり遅いです。

 このくらいのスピードで始める事で強い筋肉に頼らないフォームになったり、普段使えていない筋肉を目覚めさせたりが出来るようになります。

自分で身体を動かす意識を持たない


 自分の筋力を使うというよりも重力や重心移動を受け入れて走るイメージを持ちましょう。

 最初に遅く走ってみるとわかると思いますが走り方のバランスが悪い人はすごいバラバラに体が動いて気持ち悪い感覚になると思います。

 それはこれまで頼ってきた筋力を速く走るために必要なタイミングに力を発揮できていなかった証拠になります。逆に元々脚の速い方は遅く走ったとしてもキレイに走れます。

 ですのでこの遅く走る事で速く走るためのタイミングを掴む事を意識してみましょう。

骨盤の前傾をする

 走るための姿勢としてかなり重要になるのが「骨盤の前傾」です。

 骨盤を前傾させる事で腸腰筋が使える姿勢になります。詳しくは後日解説しますが、骨盤を前傾させる事で腸腰筋がキックの時に伸びるのでその反動で脚が勝手に前に戻ってくるようになります。

 この感覚をつかめれば大きな力を使わなくてもピッチを高める事が可能になります。

まとめ〜さらに効果を高めるには?〜

 以上が遅く走って速く走れるようになる方法をご紹介しました。いかがだったでしょうか?
 これからはさらに遅く走る練習の効果を高める方法も挙げておきます。

たまに歩く


 遅く走ってると時々「今の走り方バラバラだなー」とか「今のフォーム合ってるのか?」と不安になる事もあります。

 その時はスピードをさらに緩めて歩いてみましょう。そうする自分のフォームを振り返る事ができます。

たまにスピードを上げる


 この練習の最終目的は効率の良いフォームで速く走る事です。

 ですので速いスピードで遅い走りで身に付いたフォームが維持できるかチェックする必要があります。

 ゆっくり走ると飽きる事もあるので気分転換も兼ねてスピードを上げるようにしてみましょう。